本人目線の、アダルトチルドレンの成長と回復 How did I recover from adult children scientifically

AC(アダルトチルドレン)の私が、自助グループで話しているようなこと(そのまま同じじゃないです)を、お伝えします。

第23回 回復に時間がかかるわけ

回復には時間と根気が必要です。

地盤沈下した住宅を引き上げて手入れをして快適に住めるようにするには、もしかしたらスコップのひと掻きから始まるかもしれませんが、そういう地ならしみたいなのから始めるしかなくて、時間がかかって手間もかかって疲れるし根気もいるし、嫌になることも何度もありますが、でも着実に進んでいる、成長していると自覚できる変化は、注意深くしていれば見いだせますし、もしくは他人の方が本人よりも早くその人の成長を見いだすこともあるのですが、そういうのを励みに継続していくわけです。ともかく、時間は掛かろうがなんだ路が、やり続けていればいずれはきちんと地盤調整は終えられるし、これを終えればジャッキアップの下地ができるわけで、柱の補強が終わっていれば、ジャッキアップの段階に入れるわけです。

そんなわけで、また欠陥住宅への対処に例えてご紹介しましたが、根本的に「病的な考え方、世界の見方が変わったな」と思えるだけの変化が起こるまでにはどうしても時間と手間がかかります。それは、土台作りが大変だからです。自分の人力で、長年積み上げてきた生き方の土台の形を変えていくのですから、当たり前ながらたいへんだし、心の中の変化で目には見えないものですから途中経過は自覚しづらいです。

でもいったん固くしまった土台ができれば、あとは成長するのみですから、といってもこれもゆっくりではあるのですが、かなりはっきりと自分の変化が感じられるはずなのです。

最初の、地味にただただ回復のための努力をやり続ける段階は、なかなか大きな変化が感じられないし、辛いばかりです。でも、段取りを追ってやっていけば、とにかく進むのです。それが回復のための12ステップってやつです。

私なりの、12ステップの解釈は「人格を作り直すための作業」というものなのですが、今週は週末に記事を書く時間が取れないので手短な内容にしましたが、詳しくはまたあとの記事でご紹介します。