本人目線の、アダルトチルドレンの成長と回復 How did I recover from adult children scientifically

AC(アダルトチルドレン)の私が、自助グループで話しているようなこと(そのまま同じじゃないです)を、お伝えします。

第36回 宣言と開放

先日のことですが、私は母親に下記のような宣言をしました。

宣言というと、強く言ったみたいですが、普通のトーンで普通に話しました。

「俺は、『姉に刺身包丁で追いかけられた』とか、大人になってからそのことで当人に怒ったら『お前なんかあのとき死んでれば良かったんだ』といわれたとか、それを見ていたあなたが『お前が弱いのが悪いんだ』と、俺を責めたことだとか、育児放棄されてたとか、そういうことを極力人に言わないできたけど、普通にいうことにした。俺が悪いわけじゃないのに、俺が後ろめたさを感じてなくちゃいけなかった。あんた達の悪評が広まることに気兼ねして、言わないフシもあった。でも、普通にいうことにした。あんた達のやったことはあんた達が責任を取るべきで、俺が抱えてる必要はないはずのことだから。あんた達の尻を持つのに加担するのは、辞める。自分のやったことのケツは自分で持ってくれ。姉たちにも機会があったらそう伝えといてくれ。いや、べつに言わなくてもいいか」

このことについて私はずっと怒りを抱えていて、第10回のブログにその思いを載せています。

ようやっと、自分の中でこういう結論が出て、それを当事者に伝えたわけです。

そうしたら、すごく体が楽になりました。

私は家庭の中で、スケープゴートの役割をさせられていました。親姉妹の感情のはけ口として使われていたのです。「こいつには、何を言っても、何をやっても、いいだろう」と暗に思われてきたわけです。それは上に書いた過去の姉や母の言動にも表れている通りです。

家庭で行われてきたことが公にならないよう配慮することは、私がこの役割を演じ続けることを意味していました。加害者を守ることに私は加担してしまっていたわけです。心情の上でも、ずっとそれは重石として私にのしかかっていました。

私の趣味は登山で、トレーニングもしているし、太ってないし、体力はまあまあある方なのですが、仕事で気を張っている以外のとき、普段はすごくからだが重くだるいという状態がずっと続いていました。このだるさ自体は、18歳で絶望を体験してからずっと続いていた、もう19年も抱えていたものです。

それが、この宣言をした途端、ほとんど消えました。

私に取り憑いていた悪霊が一気に退散したような感覚です。

 この宣言の後すぐジョギングに出たのですが、すごく体が軽くて「これが本来の俺の体の重さだったんだ」と感じました。体がだるく重かったのは、ほとんど精神的な負荷の為だったわけです。

それで、私から飛んでいった悪霊の行方についてですが、科学的ではない説明になってしまうものの、そもそもの責任者のもとに還っていったのではないかと思っています。なにしろ、私が抱えていて、それを手離したのですから、本来の持ち主の元に還るしか行き先がないからです。

だからといって親姉妹の言動を人に言いふらしたいってわけじゃないのですが、私の人生に起こった出来事としては、普通に話すことになると思いますし、現に一昨日の仕事の飲み会でも会話の流れの中で特に気負うこともなく話していました。

もちろん、ミーティングでもこの出来事は話しました。

ときどき、こういう明確に自分の成長を感じられることが起こるので、回復と成長は「やっててよかった」となるわけです。

 

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